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仏教の国、タイ。仏教思想を反映したシャム更紗のご紹介

2018/05/24

 

仏教の国、タイ。シャム更紗のご紹介

 

仏教の国、タイ。

微笑みの国、タイ。

微笑みの国と言われるほど、優しい雰囲気の漂う国で産出された更紗のご紹介です。

 

 

シャム更紗とは

 

シャム更紗とは、シャム(=現在のタイ)で産出された更紗のこと。

また、シャム王室、および、上流階層が使用した更紗をさす。

仏教的な文様の特色がある、繊細で技巧的な描き更紗です。

 

 

シャム更紗の特徴

 

シャム更紗は、インド更紗や、ジャワ更紗にくらべて仏教思想を反映した模様が多いのが特徴です。

インド更紗や、ジャワ更紗のような絵画的な要素はなく、幾何学構図で草花柄も抽象的で、四角形の積み重ねや、繰り返しなどの様式が多く、有名なアンコール・ワットの構成は、四角が基礎となったものであるように、これらは仏教では4という字が尊重されるところから生まれたものといえます。

仏、菩薩などの仏教的題材をモチーフにしたものが多く、色彩は藍色のものが多いため、日本へ渡来した際にも同じ仏教文化の親近感から、「しゃむろ染」と呼ばれタイの更紗が広く知られていました。

 

 

シャム更紗はシャムで製作されたものと思いきや、、

 

シャム更紗はシャムで製作されたものと思いきや、シャムでは作られていませんでした。

シャムで専門の絵師が図案を考案し、南インドに染め加工を依頼することで製作されていました。

実際にシャムで作られたものは少なく、シャム更紗のほとんどが、インドで染められたものとされています。

 

 

シャム更紗 まとめ

 

シャム更紗とは、

・シャム(=現在のタイ)で産出された更紗。

・仏教思想を反映した模様が多いのが特徴。

・シャムで図案を考案し、インドで染められた。

 

仏教の国、タイ。仏教思想を反映したシャム更紗のご紹介でした。

 

 

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