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帆布なんて読む?ほふ、ほぬの、はんぷ??

2018/04/13

「帆布」と書いてなんて読むでしょうか?

ほふ?

ほぬの?

はんぷ?

正解は「はんぷ」です。帆布と書いて、はんぷと読みます。

 

 

広義では「キャンバス」や「ダック」「ズック」も含めて日本では「帆布(はんぷ)」と呼びます。

船の帆に用いられることから「セール・クロス」ともいわれます。

 

帆布やダックは厚手でラフなものを、キャンバスは少し薄手のものをいう場合がありますが、はっきりとした区別はありません。

ちなみに、キャンバスに防水加工を施すと、「ウェザー・クロス」になり、薄手のものから厚手のものまでその種類はとっても豊富。

用途、素材、組織、生産地などにより、いろいろな名前がつけられているんですね。

 

 

どんなものに使われているの?

 

 帆布って、船の帆、画布、テント、鞄の他に、服地としても使われていて、とても用途の広い布なんです。

そもそも帆布って、どんな生地?

生地については、こちら帆布とは?生地がわかる3つのポイントを参考にしてください。

 

 

いつから使われているの?

 

帆布の歴史の始まりは、古代エジプトで船の帆として使われた布だとされています。

日本で最初の帆布は、織田信長の帆船という説が有力。

 

「ズック」は布を表すオランダ語の「ダック」がなまった言葉といわれていて、1600年に、現在の大分に漂着したオランダ船リーフデ号の航海長ウィリアム・アダムスは、徳川家康に幾何学や帆船の作り方を教えたとされていますので、日本の帆布の起源はこの辺りにあるのかもしれません。

 

現存する最も古い帆布は、工楽松右衛門の綿布。

松右衛門は自身が発明した帆布、「松右衛門帆」の製造販売を始めると、日本の主要船舶に使われ、またたく間に普及しました。

 

現在においても身近な布、帆布の読み方から歴史についてでした。

 

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